【ご挨拶】
年の瀬の慌ただしい頃、いかがお過ごしでしょうか。なかなかこない秋に困惑しながらも、12月には足早に冬が到来し、山村では長く紅葉を楽しむことができました。自然のうつりかわりを横目に、DXやAIなどの技術変革のスピードはすさまじく、社会は大きな変化をし続けています。先行きが不透明な社会のなか、どう自分自身を保ち、学び続けながら、機嫌よく生きていくのか、幸せに生きるとはどういうことなのか、誰もが模索していることと思います。
コロナ禍以降加速した出生数は減少の一途をたどり、日本全体で人口が縮んでいく中、こうすれば完全に課題が解決されるという方法はまだ誰も見いだしていません。
おいでん・さんそんセンターでは、山村地域に継続的に関わる関係人口づくりや定住人口の増加に向けた、つながる、つなげる仕組みづくりに取り組んでいます。地域に根づくひとつひとつの営みが、未来に向けた礎になるよう、来年度も地域の皆様、関わる皆様と共に愉しみながら積み上げていきたいと思います。寒さも厳しくなる折、どうぞご自愛の上、よいお年をお迎えください。
一般社団法人おいでん・さんそん 代表理事 戸田友介