山里交流バンク事例のレポート

 9月8日(土)、水処理会社(株)エステムの新入社員研修が、旭地区のつくラッセル(旧築羽小学校)で開催されました。4月に入社したばかりの社員23人が、地元の3団体と協力しイベントを企画。一般参加者の集客、事前準備から当日のプログラム提供までを2ヶ月間で展開する、一風変わった研修です。チームワーク、コミュニケーション、企画力、プロジェクト手法を、体で学んで欲しいと、この“現場実践型”の研修を2016年度から豊田の山村地域で導入頂いています。おいでん・さんそんセンターは、地元とのつなぎ役としてお手伝いしています。

 豊田市内外から集まった約40名の参加者は、企業の特色を活かした『水と科学』がテーマの体験学習と、地元の食材がたっぷり入ったランチを一日満喫した様子でした。「水に触れる」プログラムでは、各自が“牛乳パック小舟”を作り、水車小屋のある池で浮かべて遊びました。「水を科学する」プログラムでは、矢作川上流・下流・洗剤入りの水、それぞれの成分をCODパックテストという方法で検査を行いました。洗剤入りの水は明らかに汚れの数値が高く、下流の水は旭の水と同程度の数値で綺麗だったことに参加者は驚きの声をあげていました。そのほか旭地区に住む“生き物観察会”や、エステムの仕事を紹介する人形劇もあり、短期間で準備したとは思えない工夫溢れる催しとなりました。子ども達にもきっと“水環境をより良くしていこう”という社員皆さんの熱意が伝わったことと思います。
 あまり知られていませんが、旭地区は愛知県で唯一「全国・水の郷百選」に認定された地域。美しい水環境を育む“旭の暮らし”が、エステムさんとのご縁を結んでいるのかもしれません。(坂部友隆)