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ひとりで悩まず、つながりの中でする子育て~次世代育成部会主催の子育て耕縁会

2018年08月06日

子育て耕縁会の講師を務める鈴木佳代さん(中)と、部会メンバー(右)(左)


 7月11日(水)、足助地区のまめだ館に、山村部で子育てをする10人のお母さんたちが集まりました。次世代育成部会が主催する「子育て耕縁会(※)」に参加するためです。

 4回講座の初回のテーマは『なぜイライラしてしまうのか?~愛情たっぷりの子育てをするために』でした。「溢れてくる感情が悪いわけではない」と講師の鈴木佳代さんは言います。その上で、子どもと良好な関係を築くために何をどう考えれば良いのか、アドバイスをそっと添えていきます。

 その後、5人のグループに分かれ、お互いの「イライラ」について語り合います。プライベートな話はこの場から出さない、批判はしないという約束の上での守られた空間。大事なことは気持ちを出していくこと。お互いを尊重し合う優しい時間が流れていました。
(※)講演会に「耕縁会」という字を使っているのは、講座を通じて出会い、つながりを深めてもらいたいという願いを込めているため。

子どもの環境を考える

 持続可能な社会の実現のためには、その社会を担う子どもたちの存在が欠かせません。
子どもたちが、ありのままの自分に満足し、健やかに育っていくためには、どうしたらいいのか。

 おいでん・さんそんセンターは、2014年に「次世代育成部会」を立ち上げ、子育て中の母親、次世代育成に関わる市民活動家の皆さんと一緒になって、子どもたちを取り巻く環境の改善について課題を共有し、行政の協力も得ながら対策を練っています。

山村部の子育ての悩み

 山村部では、豊かな自然の中のびのび子育てできる環境があります。一方で、子どものいる世帯が少なく、住まいの距離も離れているために、子育ての悩みを共有するのが難しいのという一面もあります。

 次世代育成部会は、そんな親同志のつながりを作ることをに、2015年に初めての子育て耕縁会を旭地区で開催しました。山村部から30名ほどの子育て中のお母さんが参加して、講師の鈴木桂子さんの話に耳を傾け、後半は参加者同士で感想をシェアしました。「とても参考になりました」と前向きな感想が多く、中には日頃から抱える悩みを打ち明け、感極まって涙するお母さんもいました。


(上)旭地区の敷島会館で行われた2015年の子育て耕縁会の様子


子育ての仲間を作る

 子育てについて安心して話せる場を継続して提供しようと、昨年度は6、7、9月と12、1、2月と3回連続の子育て耕縁会を2度企画しました。各回15名程が参加し、前半は、人権、感情、勇気付け、兄弟姉妹・性別による特性など、具体的に役立つ内容を聞き、後半は参加者同士で、情報交換会をしました。

 講師は、アクティブ・ペアレンティング・ジャパン認定トレーナー、笑いヨガティーチャー、とよた市民活動センター登録団体『アティテューディナル・ヒーリングとよた』代表の鈴木佳代さん。次世代育成部会メンバーからの信頼がとても厚く、耕縁会の参加者からも「佳代さんにもっと話を聞いてもらいたい」という人が続出しています。


2015年に開催した子育て耕縁会講師の鈴木桂子さん


きっかけは、子どもの不登校だった

 子育て中の親を勇気付けるスペシャリストになった原点は、娘さんの不登校だと言います。
「子どもが学校に行かなくなって、初めはどうしたらいいか、ただ困惑していましたが、誰
かに頼れるわけではないとわかって、自分でどうにかしようと覚悟が決まりました」。

 それから佳代さんは、不登校の親の会を立ち上げたり、親業、アドラー心理学などを学び、子どもとの向き合い方を考え続けてきました。
「最終的には、子どもと向き合う自分を知ることが大事です。
そして、自分も子どもももっと好きになることができたらいいですね。
子育て耕縁会では、そのお手伝いができたら」と温かな笑顔で話してくれました。

 今年も、次世代育成部会は、7月(実施済み)、9月、10月、12月と4回の子育て耕縁会『もっと子どもを好きになる』を実施します。
 「もしこの記事を読んでいる方の中で、悩みを抱えている方がいたらひとりで悩まないで、深呼吸して落ち着いて、仲間を探しに是非来てください」。佳代さんからのメッセージです。
 参加者は随時募集しています。左の情報を是非ご覧ください。(木浦幸加)


昨年度の耕縁会の様子


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