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いなか暮らしの豊かさを提案~第6回いなかとまちの文化祭開催

2017年12月05日

矢作川水族館ブースのコリントゲーム「わくわく!ドキドキ!矢作川くだり」。ビー玉がくぎに当たりながら、矢作川の上流~下流~海まで旅をする。


KiTARAオープニングイベントとの相乗効果で終日賑わう

11月25日(土)、T‐FACE1階シティプラザとペデストリアンデッキを会場に、今年で第6回目となる「いなかとまちの文化祭」が開催され、多くの方に
ご来場いただきました。いなかとまちの文化祭は、まちの中で自然の営みについて感じられる暮らし方、地域とつながる暮らし方、様々な暮らしの豊かさについて提案する取組です。豊田市の個人有志が中心となったいなかとまち文化祭実行委員会が主催しています。
 会場内では、地元農家の生鮮野菜、お菓子、手仕事による小物やジビエを使った料理など、出店者の方の暮らしの豊かさを、見て、嗅いで、触って、味わってじる数々の商品が販売されていました。
 体験では、豊田の森から切り出した木材を使ったミニツリー作りやオブジェ作り、木のおもちゃのワークショップも行われ、お子さんたちを中心に、座りこんで夢中になって遊ぶ様子を目にしました。
 ステージでは、山里合唱団や、書道、棒の手の演舞、日々の暮らしを歌にした音楽などが披露されました。また、福岡県の久留米市から、今も現役で動く豊田織機によって作られている久留米絣の名産品の数々をファッションショーも行いながら、ご紹介いただきました。 
 

テーマは、「山・川・まち・海 流れる、つながる、みんなの気持ち」

ステージでは、「いなかとまちのシンポジウム」が行われ、山の人・丹羽健司(にわけんじ)さん(矢作川水系ボランティア協議会)、川の人・新見克也(にいみかつや)さん(矢作川水族館)、まちの人・太田稔彦(おおたとしひこ)さん(豊田市長)が登壇し、洲崎燈子(すざきとうこ)さん(豊田市矢作川研究所)、鈴木辰吉(おいでん・さんそんセンター長)が進行役として、トークセッションを行いました。


左から太田市長、新見克也さん、丹羽健司さん、洲崎燈子さん、鈴木辰吉


かつて、川は物流の道として非常に重要な役割を果たしていました。矢作川には、下流から塩をはじめとする海の産物が、上流からは木材をはじめとする山の産物が運ばれていました。たくさんの土場、川港があり、挙母のまちは、随分賑わっていたということでした。豊田市のまちなかの発展は、矢作川の流れの中で育まれてきたともいえます。

まちなかをもっと賑やかに 魅力的にしていくには

それぞれの視点からの思いをお話しいただきました。
2000年9月の東海豪雨をきっかけに、森の健康診断を始めた丹羽さんは、「矢作川流域の人と、まちの人と一緒になって活動し、科学的にみても山がおかしくなっているということがわかりました。上流と下流、いなかとまちが支え合い、もっと流域が一緒になってやっていけたら」とい思いを語られました。鮎釣り師でもある新見さんは、「川に関心が薄くなっているのを諦めるのではなく、川の魅力をみんなに伝えて、みんなが集まる場所にしていきたい。」、「毎年行なっている矢作川感謝祭を、どんどん流域と海までひろげ、市民応援金なども募りながら、みんなでつながっていく、ひとつのきっかけにしていきたい。」という思いを語られました。豊田市長は、「今現在の豊田の山を、豊田市全体を、もっともっと自信と誇りを持って自慢したらいい。」、「第三者の視点を通し、自分たちの暮らすこのまちを『なんて素晴らしいんだ』と見直す必要がある。」という思いを語っていただきました。

まちをよりまちらしくいなかをよりいなからしく

 最後に洲崎燈子さんが、「いなかとまち、それぞれの持ち味を持って、トータルで豊田市というまちはすばらしいということになる、山をもっと魅力的に、川
をもっと魅力的にすることが、豊田のまちなかをもっと魅力的にすることになる。文化祭やシティプラザのブランコ、矢作川水族館といった取り組みがあり、まちなかで山や川の魅力を発信する機会が増えてきている。山や川の魅力を感じることで、もっとみんなでつながって、まちなかが流域の山や川、海の人たちが集う、そのセンタ―的なポジションで新しい出会いと発見が生まれるのではないかと思います。」と締めくくりました。


子どもたちも多く参加した

ヤギを連れた参加者もいた

自家採取のはちみつを試食する様子

足助地区五反田の棒の手披露

シールを集めてわなげにチャレンジし大根をゲット!

シティプラザの様子


白浜公園で音楽と光のイベント 


 今年はじめて開催された、「SATURDAY NIGHTRIVERライトアップ矢作川」は、いなかとまちの文化祭の後夜祭として、矢作川河川敷の白浜公園にて行われました。豊田大橋に映るプロジェクションマッピングや竹灯り、色とりどりの和紙を使った灯り、軽トラあんどんの光が生み出す空間に、竹の音色、地元DJによる音楽、妖艶な美しさを感じさせるベリーダンスが空間を満たしていました。(田中敦子)
 


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