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地域と家族の未来が重なる、桜の植樹~栃本町 桜の森づくり

2018年04月02日

参加者41名の中には、地元の冷田小学校の生徒の姿もあった


13戸の集落に41名の参加者

3月18日(日)、足助地区栃本町で、地元有志の主催による「桜の森づくり」が開催されました。
おいでん・さんそんセンターは、募集や申込み先として、協力させて頂きました。
山里が好きで、地元住民と一緒に桜の森づくり作業に継続して参加できるご家族10組の応募要件に対して、予想を超える14組41名の申込みがあり、申し込まれた方全員にご参加頂く事になりました。

栃本町桜の森づくり

 栃本町は、山々に囲まれ蛍が飛び交う自然豊かな戸数13戸の小さな集落です。集落の中心を流れる栃本川の南側斜面は、人口減少や高齢化などにより手が入らず、これまで竹や雑木が繁茂する乱雑な土地でしたが、平成28年度「あいち森と緑づくり事業」の整備によって見違えるほど綺麗になりました。
 そこで、再び乱雑な姿に戻さないよう「栃本町桜の森づくり」と称して山に桜を植え、将来に渡って、美しい景観を維持・継承していこうと取り組む事になりました。今回の桜の植栽は、宝くじの社会貢献広報事業として実施されているため、参加した子ども達で記念の石碑の除幕式を行いました。
 住民の天野正直(あまのまさなお)さんからスケジュール説明の後、栃本町自治会長の倉田富夫(くらたとみお)さん(※)から趣旨説明がありました。(※)倉田さんは、おいでん・さんそんセンター発行の冊子「脈々と」に登場していただいています。

地域、そして参加者の思い

 まずは、植栽する桜につけるマイ銘板の作成です。皆さん趣向を凝らして、筆を走らせた板に穴を開けてから、現場に移動しました。
 植栽現場では、本藤孝男(ほんどうたかお)さんが、植栽に必要な穴の深さや植え方、添え木の方向などを詳し
く教えてくださいました 。本藤さんは、これまでにも集会所近くの竹やぶなどを整備して、アセビやヤマブキ、ユキヤナギを植栽されてきました。


栃本川の南側斜面が、桜の森づくりの場所となった


 現場は川沿いの急峻な斜面でしたが、小さなお子さん連れのご家族もあらかじめ印をつけてある植栽ポイントの中からお気に入りの場所を見つけて桜の苗木を植え付けていました。
 川向こうから見ても楽しめる場所、植えた桜の木の近くでゴザを敷けそうな広い場所、陽当たりが良く花が早く咲きそうな場所など、様々な想いで、それぞれに植える場所を選択したようです。
 植栽後、集会所に戻り、昼食を食べながら交流会を持ちました。地域のお母さん達が豚汁や漬け物を準備してもてなして頂きました。菊芋の醤油漬けやヘボ飯(蜂の子・クロスズメバチの幼虫)も出して頂き、初めて食べる方が多かったのですが、その美味しさに驚いていた参加者もいました。


昼食には、地元女性が用意した


つながるご縁とミライの夢

 一緒に参加した冷田小学校の5年生グループは、自分たちが冷田フェスタで五平餅やお米を売った利益から、参加費を支払いたいと出してくれました。この5年生達が成人式を迎える頃には沢山の花を咲かせてくれるのが楽しみです。
 参加者の中には、お子さんの卒業記念に参加された方が多かったので、「子どもと一緒に桜の成長を見守っていきたい」、「二十歳になったらお花見で一緒に飲みたい」など未来につながる夢を共有できました。
 また、日進市や名古屋市、岡崎市といった市外からの参加もありましたが、参加者同士が偶然にもご近所だったり、ご縁が広がる出会いがありました。
 今後、下草刈りなどの作業や冷田フェスタなどのイベントにも参加して頂く予定です。この取組による地域と参加者の結びつきが、やがて親戚のように深まり、今後の栃本町を支える大きな力になるものと確信しました。(西田又紀二 にしだゆきじ)


41名の参加者で、記念写真を撮影


マイ銘板を、植樹した桜に取り付ける参加者


植樹の様子

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