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2016.03.16

綾崎幸生氏講演会『一人の例外もなく支え守りあう関係をめざして~アルプス子ども会にみる未来~』を開催しました。

3/11(金)
おいでん・さんそんセンターの専門部会である次世代育成部会が、『一人の例外もなく支え守りあう関係をめざして~アルプス子ども会にみる未来~』を開催しました。
足助交流館にスタッフ含め33名の方が参加。

講師はアルプス子ども会代表、綾崎幸生氏です。
くしくもこの日は、アルプス子ども会がボランティア団体から、プロの活動へ決意した日、事務局を開設した日でもありました。

今回の標題である「一人の例外もなく支え守り合う関係」というのは、アルプス子ども会が2006年に掲げた『目指すこと』。
すべての事業は常にこれを根底に置きながら、企画し見直されていきます。「題目ではなく、本気で目指しています。」と綾崎さんは話されました。

「例外を作らない」ということは、簡単ではありません。
憎たらしいアイツとも、支え守りあうということ。
性別、年齢、経験値、障がいの有無などに振り回されていたら、真の対等性は生まれません。
人に頼る力「受援力」の話もされました。

主催の次世代育成部会からは、今回リーダー研修について話して欲しいとお願いしていました。
アルプス子ども会キャンプ経験者は、中学生になるとリーダーに応募できます。そこでの研修が、日ごろの大人と子どもとの関係性においても、中山間地で行われるセカンドスクールにおいても
非常に参考になると思われたからです。

リーダーに獲得して欲しいこととして、
 ・社会的弱者への意識を持てるか
 ・多様な生き方を認め、内なる差別の顕在化をしていく
 ・科学的、多面的なものの見方
を上げられました。

特に「内なる差別」については、「親が自分の年齢を詐称するということは、こどもに歳をとることが悪いことだと教えているようなもの」
「シングル家庭の子どもに親の話を聞いたときに、悪いこと聞いてごめん、と謝るのは、シングル家庭がいけないこと、と伝えていること」
など、日常にある何気ない一言からも、自分たちの差別感情が見て取れるとの話でした。
これらは、中学生~大学生が中心のリーダーたちが常日頃受けている研修で話す内容です。

他にも、思考力の低下や同調圧力に敏感すぎる若者の問題、リーダーシップが権力の行使というはき違いがある、という話もありました。

午後からは、アルプス子ども会のスタッフでリーダー研修もに担っている桜井さんが担当。
毎年決めている基調方針について、それに込められた思いと、キャンプの中で繰り広げられる様々な人間模様、それにどのように対峙しているかを、具体的に話してもらいました。

中山間地も長期連休にセカンドスクールとして、子どもたちを受け入れています。
子どもたちとどのような関係性を結んでいくのか、大変参考になる講演会でした。

この日は東日本大震災から5年目の日。
震災発生の2時46分には、参加者全員が起立し黙祷をささげました。
(小黒)