2014.09.10

ツリークライミング

8/30 旭地区の東萩平町で「あさひ薪づくり研究会」主催の
ツリークライミング』が行われました。
午前と午後に18名の方が体験されました。
レクチャーは「ツリークライミング ジャパン」の皆さん。
楽しい小話つきで和やかに進みました。

木の高さは上の枝まで10メートルほど。
そんな高度にロープ一本で登るのは、とび職や森林の仕事に携わる一部の人のみで、すごく特別なことなんだそうです。そりゃそうですよね。

しっかり装備をつけて準備完了。
そこで「木は友達です。まず最初に挨拶をしよう。」と皆で、これから登らせてもらうアベマキの木に触って「よろしくね」と挨拶をしました。
今まで3万人以上の人たちが体験してきて一度も大きなケガが出ていないという安全性の高いものですが、それには丁寧な説明とレクチャーがあったからこそ。
説明を聞いていざ出陣~。

始めはコツがつかめずに四苦八苦していましたが、徐々に皆スムーズに登っていけるようになりました。
上にまで行くと、日常から離れた不思議な世界です。
上に登れる動物や鳥達はこんな世界に住んでいるのでしょうか。
普段地べたにしかいられない人間はとても不便なものなのですね。

取材した私アラフォー女子は一回の体験で腕がプルプルになってしまいましたが、こども達の元気なこと。
タイムトライアル状態になり、時間内に4回も登った子もいました。
ほとんどの子が2回以上登っていたようです。
どの子に聞いても「楽しい!次も絶対やりたい!」と即答でした。
自分の力だけで登るという体験、それが大自然の中であるということ。またとないスペシャルな体験になると思いました。
お子さんを連れてきた保護者の方も、「他の用事をやめてきて本当に良かった。小さいのできないかと思ったけど、自分の力だけでできてビックリ」と話されていました。

あさひ薪づくり研究会の安藤征夫さんは、「ツリークライミングが目的じゃなくて、自然に親しむというのが本当の目的」と話されていました。その目的は達成できた、と。
これはツリークライミングジャパンの方たちが、最後に木にお礼をするときに話されていたことです。
「皆が今日楽しい体験ができたのも、この木のおかげだよ。僕達は木を友達だと思っている。彼らは話さないけど、確かに生きている。この木のために、僕達は環境に貯金をしないとね。ハイブリットの車を買ってみたり、太陽光発電をのせてみたり・・・。今日皆が自分ひとりの力であんな高い所に登れたことは、とってもすごいことだと思う。これから辛いことがあっても、こんなことができた自分の力を忘れないでね。」