2016.03.20

「つくばの里梅まつり」に行ってきました。

3/19(土)
「梅の苗が観賞できるサイズに育つためには、最低でも10年かかります。今見ごろを迎えているのは30年くらい前に植えられたものかな。」つくばの里梅まつり実行委員会の方が教えてくださいました。
地域の方が脈々と引き継いできた山里の風景。

3月19日(土)、紅と白の梅が春の訪れを祝うように咲き乱れる「つくばの里梅まつり」に行ってきました。
会場は、旭地区日下部町。
今回で15回目となるこのお祭りが始まったきっかけは、旧旭町時代にさかのぼります。
最光院というお寺と不動の滝があり、その周りに先人が植えた梅が咲き乱れている様子を旭町役場の観光担当者が見て、「ここでお祭りをやったらいいのではないか」という話になり、地域の方が始めることになったそう。
例年12月に実行委員が組織され、今年1月には、おいでん・さんそんセンターが派遣した集落活動応援隊や、お寺の檀家さん等による梅の剪定作業があり着々と準備が進められてきました。
おまつりの内容は、カラオケ、お茶席、五平餅などを販売する地元グループの参加など、地域の方がお役的でなく、楽しんで参加できるように工夫しているそうです。
日下部町全体では、昨年度、今年度あわせて150本の新しい苗が地域の方の手で植えられたといいます。自分たちが植えた梅に囲まれ、自分たちで祭りを楽しむ―山里ならではのスタイルだと感じました。(木浦幸加)