「住み開きツアー」を開催しました。

11/8(土)
【とよたまちさとミライ塾】の体験プログラム「見たい、聞きたい、移住したい☆ 『住み開きツアー』山里の子育て編」の第2回目を開催しました。
余儀ない事情でキャンセルされた方もいらしたのですが、今回は4家族14人の方にご参加頂きました。豊田の市街地、名古屋市、遠くは横浜市からの参加もありました。
足助支所の駐車場に集合。色付き始めた大公孫樹の下で簡単に自己紹介をして出発!
まずは1件目のSさん宅へ、到着早々に脱穀体験。稲は目の前の田んぼでSさんが作られています。
お家に上がってSさんの移住の経緯や暮らし振りのお話し。Sさん宅は築100年を越える古民家。リフォームに市の補助がある話しや薪ストーブの暖かさ、週に2日は名古屋市内まで通勤している稼ぎと暮らしのバランス等の話しを伺いました。
その隣の部屋では、子ども達は木のおもちゃですぐにお友達に。
そして薪割り体験。「え〜っ、斧じゃないの?」「小さな子どもがいるから、斧は危ないかと…これなら子どもでも割れちゃうんです。」と、油圧式の薪割り機を参加者の子ども達も体験。
2件目のTさん宅は、合鴨農法をしているので、鴨ちゃん達の歓迎を受けました。
無農薬で栽培するのに大きな役目を果たしてくれる合鴨ですが、収穫を終えるとご馳走として命を頂く山里の暮らしがあります。
Tさん宅も築100年を越える古民家で薪ストーブ。薪ストーブの上で焼いた甘くて美味しい石焼き芋を頂きました。
3件目はNさん宅。自分たちで家を建ててしまおうと言う「千年持続学校」の試みで、完成間近のお宅です。
どの部屋をどう使うのかコレからなのでしょうが、隠し部屋のようなロフトは子ども達に大人気。
Nさん宅は単に手づくりと言うだけで無く、電気は太陽光発電にしてオフグリッドだったり、煮炊きは薪を使ったおくどさんだったり、トイレもバイオ処理だったり時代の最先端のお宅です。
最後は、地域の集いの場になっている福蔵寺で、昼食と振り返り。
おくどさんと薪で炊いたご飯に、旭地区にIターンしたネパール人・関西人ご夫婦の作るスパイスを使った野菜カレーに舌鼓。
Nさんの手づくりお菓子には、子ども達が殺到。
座談会では参加者の思いも伺いながら、ひとりひとりの暮らしの様を話し合いました。
もう移住する気が満々の方や、市場経済主義の中で仕事と暮らしの乖離に悩む人、奥さんに引っ張られてきたご主人…でも来て良かったと仰って頂いた、逆にお主人に連れて来られた奥さん…お子さんと良い時間を過ごされようです。
『住み開きツアー』で繋がったご縁で、豊田の農山村ファンが増えてくれたら嬉しいです。
山里で生き生き暮らす子育て世代の若者達が「ミライのフツー」を創っています。(西田)
(パンフレットの紹介文から)
水のきれいな山里で親も子ものびのび。0〜6才の子育て中の移住者3家族のおうちをめぐります。みんなの台所や薪の積み方、稼ぎ方、ここまで見せちゃう?!舞台裏をご案内。おいしいご飯とおやつ、おさんぽ、まき割り。いつもの一日のおすそ分け。おんなじだったりそれぞれだったりを座談会で分かち合いしめくくり。今後も繋がるご縁を楽しみに。