2023.8月号

石野地区芳友町✖️まちに暮らすご家族 万燈祭りの継続と関係人口へ


 おいでん・さんそんセンターでは地域で長く続く伝統のお祭りの支援を行っております。石野地区の芳友町室地区で100年以上続く「万燈祭り」は、毎年お盆の時期に無病息災を祈願し、地域の小中学校の男子生徒が「麦から」と呼ばれるたいまつを振り回す「火振り」がメインイベントとなる地域の伝統行事です。
 集落の世帯数の減少により地元の子どもの数も少なくなっており、お祭りそのものの継続が危ぶまれていました。そこで2013年からおいでん・さんそんセンターが、まち側からの参加者募集や当日の運営などお祭り全般をサポートすることで、都市と山村の新たなつながりを生み出し、地域に長く続く伝統を守ってきました。2023年は、地元の子ども3人、まち側からはそれを上回る4人の子どもが参加し、大いに盛り上がりました。普段経験できない火振りは、まち側のみなさんにとって本当に貴重な体験となっており、センターが支援する取組みの中でも特に人気の行事となっています。
 一方で集落独自に実施しているお祭りは地元住民のみなさんひとりひとりの思いの上で続けていくことがとても重要です。お祭りの継続にはお客さんを入れて大きく開放するという方法もありますが、センターでは地域住民のみなさんの思いを受け止めながら、地域としてできる形でサポートしていくことを心掛けて支援を行っております。
 そんな万燈祭りですが、まち側から毎年参加しているうちの1人が今年で中学3年生となり、火振りができる最後の年となりました。万感の思いで行った火振りのあとには、そのご家族から来年のお祭りでのお手伝いの申し出がありました。関わりの中で万燈祭りの継続への思いを地元住民と同じくらい持ってくれています。そこには地元住民もまち側の住民も関係ありません。交流人口から関係人口へ、交流支援を続ける中でこのような都市と山村の関係性の発展も見られ、毎年万燈祭り当日は温かいつながりで微笑ましい光景となっております。(川端)


新盛自治区✖️Burupon 新たな都市と山村の交流の場づくりへ