足助
2019.06.27

はぎの森の健康診断を実施

6月8日(土)
 1週間前に国家的行事の全国植樹祭が開催された愛知県で、草の根の活動「はぎの森の健康診断」が開催されました。「森の健康診断」は、2000年の東海豪雨で山崩れが相次いだのをきっかけに、人工林の状態を明らかにしようと、2005年からボランティア団体を中心に豊田市で始められ、幅広い市民が森の大切さや現状を、正しく理解する活動として全国に広がっています。
 早朝から集まった参加者は、地元足助地区萩野学区の住民や森林ボランティア、東京大学、名古屋大学、日本福祉大学の学生など総勢80名。センターは、実行委員の一員として参加者募集などのお手伝いをしました。
 10チームに分かれ20ポイントの人工林調査を無事終えた後の「振り返りの会」で、建築学を学ぶ学生の「これまで、製品としてしか見てこなかった木材が、長い年月と山主の大変な苦労の結果として生み出された命の財産であることに気づいた。大切に使っていきたい。」という発言が強く印象に残りました。
 今日の調査結果は、科学的に分析され、10月26日に開催される報告会で発表されます。(鈴木辰吉)