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2017.11.07

「都市・農村共生社会創造シンポジウム2017in東京 増やせ関係人口~田園回帰は次のステージへ~」に参加しました。

11月3日(祝・金)
 東京国際フォーラムで開催された、全国町村会、(一社)地域活性化センター主催の「都市・農村共生社会創造シンポジウム2017in東京 増やせ関係人口~田園回帰は次のステージへ~」に参加してきました。

 第1部は(一社)持続可能な地域社会総合研究所所長の藤山浩さんによる特別報告でした。多様なデータに基づいて、今、離島や合併しなかった山間部など、「田舎のいなか」で30代の女性人口が増加し、3年前に消滅可能性都市と言われた地域で、社会増に転じているという報告でした。また、たてのバラバラな政策ではなく、柔軟な横の「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」を地域に育てる話は、まさにセンターとその周辺で起こっている取り組みのようでした。

 第2部は、フリーアナウンサーの冨永美樹さん、月刊「コソトコ」編集長の指出一正さん、明治大学教授の小田切徳美さんの3名による「関係人口とは何か?」という連続講演でした。

 冨永さんは現在、ご主人と共に東京、山梨の富士山麓、静岡県沼津市戸田での三地域居住を実践されていて、山梨と戸田での暮らしや地域の人との関わりについてお話くださいました。ご自分の体験から関係人口が増えることは地方にとって良いこととおっしゃっていました。
 指出さんは、東京には週二日、それ以外の日は、地方で若い人たちの話を聞いたり、トークショーイベントをおこなっているそうです。今回は、関係人口の具体例として島根県の「しまコトアカデミー」、奈良県下北村の「むらコトアカデミー」などの取り組みをご紹介いただきました。
 
しまコトアカデミー(島根県)

むらコトアカデミー(奈良県下北山村)


 小田切さんからは関係人口の定義と解釈について説明がありました。
関係人口=関心人口+(または)関与人口。関心を縦軸、関与を横軸とした関係チャートを作ることができ、移住には関わりの階段があり、関わりには軸が前後する様な多様性がある。また、関係人口は必ずしも移住を前提としないというものでした。

 第3部のパネルディスカッション「関係人口と創る未来」では、、パネリストのにいがたイナカレッジ事務局メンバーの井上有紀さん、㈱ぽんぷ代表の松浦伸也さんのそれぞれの活動の紹介。コーディネーターの小田切さんからパネリストへ、その地域にかかわることとなったきっかけや、そこを選んだ理由などが質問されました。
 
全体を通して、人口の取り合いではない関係、グローバルな競争社会ではなく小さい規模でつなぎなす先に、暮らしがあるということ。都市と農村、地域と人とのかかわり方や関わりの価値は多様であるということを確認し、最後に、このシンポジウムの副題が「増やせ“多様な”関係人口」に変わりました 。
6名4時間に渡る、関係人口についてのお話は大変勉強になり、また、おいでん・さんそんセンターの取り組みに近いものだと感じました。
(鈴村・田中)