市外
2019.11.05

「食と農専門部会」阿智村・有機農業視察の報告

11月5日㈫【「食と農専門部会」阿智村・有機農業視察の報告】

食と農専門部会では、豊田市中山間部で主に家族経営の農業に携わる人たちで情報交換の場を作っています。
有機農業先進地視察ということで12名で訪問しました。

長野県下伊那郡阿智村は足助から1時間半ほど、昼神温泉郷や近年は日本一の星空などで年間120万人が訪れる観光地です。
人口は約6300人ということで、小原地区と旭地区の人口を足したくらいでしょうか。

阿智村役場に隣接する、阿智村産業振興公社さん(6月に発足!)にて、『高付加価値農業』振興策についてレクチャーをいただきました。
阿智村の農業振興策は「食の安心・安全」へのこだわりがすばらしい。「無化学肥料・無農薬農業」「耕種・畜産農家と連携した地域循環型農業」など。
堆肥センターで生産された完熟たい肥「あち有機いきいき」を使用し、安全・安心が確認された農産物には『阿智村農産物認証』マークが発行されるそうです。

その後、農家の圃場見学をさせていただきました。
最初に伺ったのは「高坂(こうさか)農園」さん。有機JAS認証を取得している、大規模な有機農業農家さんです。
有機農業のネットワークの核にある方で、そのつながりが移住者を呼ぶこともあり、行政側がそれを認識し一目置いている様子。
農業実習や宿泊体験も受入ており、地域の作り手がいなくなった農地を借り受けることで規模が拡大しているとのことでした。

次に向かったのが「阿智村堆肥センター」。平成17年に竣工した大規模なもので、阿智村内の畜産農家の牛糞と特別に生産されたオガクズが原料。
オートメーション化されており、臭いもあまりないので驚きました。

最後は、阿智村に10年前に移住され農業を営む「もものわ農園」小坂さんの圃場。
こちらは山の中腹にありますが、役場から車で5分ほど。
自然農をされており、圃場の土はフカフカで、途中で味見をした小松菜は驚きの甘さでした。
個人宅配や名古屋の自然食品店に卸したり、オーガニックマルシェに出店などしているそうです。

参加した豊田市の農家さんたちは、どちらの圃場でも活発に質問され、大変参考になったと感想を寄せてくれました。
普段忙しく働いている皆さん。なかなか他の方の圃場に出かける機会は少ないので、良い機会になったかと思います。
今後は、阿智村の取り組みを参考にしつつ、豊田市ならではのネットワークづくりを模索していきます。
食と農専門部会は、参加者を募集中です。
主に、豊田市の中山間地域で農業を家族で営む小規模農家さん。
おいでん・さんそんセンターが目指す持続可能な社会の在り方に共感していただいた方、ぜひご一緒に活動しませんか。
ご連絡お待ちしています。
(スタッフ 小黒)