6月30日(金)
名古屋大学国際開発研究課の皆さん15名と先生2名がセンターに来所されました。

国際開発国内実地研修実習という実践教育のフィールドとして、昨年度に引き続き豊田市の山村部を選択され、おいでん・さんそんセンターが、学生のみなさんの調査に協力させていただいています。
今回は、10月に行われる本調査に先立って3グループに分かれて予備調査を行っていました。
「空き家」グループは、旭支所の加知担当長に、「観光」グループは、旭観光協会事務局長近藤さんに、「食と農」グループは、集落営農組織の組合長を務める鈴木センター長に、2時間にわたって聞き取り調査をしていました。




木浦は、「空き家」グループ調査に同席させていただきました。5人の学生はそれぞれトンガ、ペルー、アフガニスタンと異なる国出身。「直面している空き家に関する問題にはどんなことがありますか?」、「自国では、田舎に移住するとき、地元と同じ宗教を信じているかどうかが重要だが旭ではどうか?」、「ガケ条例で危険と指定されているところにある空き家に住んでくださいというのは、どうやって宣伝するのか?」など、簡単な質問から、鋭い質問まで次々と投げかけていました。
この調査の目的に、「日本の町村レベルにおける地域開発への取組みについて見聞を広める」、「異なる背景を持つ学生が、グループ活動を通して国際的な共同作業の経験を積む」ことがあるそうです。学生の皆さんが、将来のご活躍や、自国での取組に活かしていただけるよう、おいでん・さんそんセンターは今後引き続き、協力させていただきます。
最後になりましたが、大変ご多忙な中、調査の対応にご協力いただきました旭支所加知担当長、旭観光協会事務局長の近藤様に、厚くお礼申し上げます。
(木浦幸加)