『風土を暮らしに活かす』を感じる空間~第8回いなかとまちの文化祭開催レポート

11月17日(日)、「第8回いなかとまちの文化祭」が、9月に名鉄豊田市駅東口に新しくできた芝生広場「とよしば」で開催されました。
 今年のテーマは「風土を暮らしに活かす~だれでもできる農林食住~」。会場には、矢作川流域の豊富な自然資源と風土が育む素材を持続的に活かすための豊かな知恵や、新たな取り組みを体感できる出展ブースが並んでいました。

本物の鶏・ヤギも来た

特別栽培農産物(※農薬、化学肥料を慣行栽培の2分の1以下に低減して栽培された農産物。農水省のガイドラインで、「無農薬、減農薬、無化学肥料、減化学肥料」の表記が禁止された。)を販売する農家さんブースでは、にんじんや菊芋など新鮮な季節の野菜にたくさんの方が目を奪われていました。除草を目的としたヤギの貸し出し事業を行う「めぇープルファーム」ブースには、普段なかなか出会えない本物のヤギとふれあえるコーナーがありました。
 名古屋コーチンを平飼い養鶏する「てくてく農園」ブースには、こちらも本物の鶏が来ていて鳴き声を響かせていました。「三州しし森社中」ブースでは、猟師から仕入れた鹿やイノシシの角、骨、皮を活用したアクセサリーや工芸品が並んでいました。山で駆除した動物を美味しいジビエ料理として提供している「山里カフェMui」ブースには、幼いシカの剥製が展示してあり、命が宿っているかのような姿に驚く姿が見られました。フリーペーパー「耕Life」のブースでは養蜂の紹介とハチミツの販売がありました。



 「誰もが住み慣れた地域で輝けるように」をモットーにしている精神障がい者のデイサービス型地域活動支援センター「畦道」のブースでは、活動の紹介と利用者が製作した商品の販売がありました。旭地区の竹や木を利活用する「竹々木々」ブースでは、伐採からすべて手作りしたメンマやレーザーカッターで間伐材を切り出したクリスマスリースが販売されていました。
 「豊田森林組合」ブースには、シェービングホース(折りたたみ式の生木を切ったり削ったりするのに使う作業台)で豊田産の生木を使って木工品作り体験がありました。矢作川と生き物の紹介とふれあい「矢作川Life&水族館」ブースには、数えきれないほどのザリガニが入った簡易プールが用意され、たくさんの少年少女がザリガニ釣りに挑戦していました。
 豊田市の間伐材が使われているウッドデッキのステージでは、岡崎森林組合職員で結成された「岡森フォレスターズ」、旭地区の山里合唱団「こだま」、民謡と三味線「芳泉会」の他、多彩な皆さんが素敵な音や歌声を響かせて会場を盛り上げていました。

ブースへのインタビュー 

午後からは、おいでん・さんそんセンター長の鈴木辰吉と、いなかとまちの文化祭実行委員長洲崎燈子がブースのうち7つを巡って、それぞれの活動についてインタビューしました。
 インタビューを終えた2人の感想を下にまとめてありますので、ご覧ください。
「いなかとまちの文化祭」は豊田市のまちなかで山村地域の魅力を楽しく紹介し、都市と山村の交流を通じて持続可能な矢作川流域づくりをめざすイベント です。
今回たくさんの方にお越しいただき、風土を暮らしに活かした山村ならではの魅力が伝わったのではないでしょうか。
(文・田中敦子)


(※)持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。

---今回のイベントの様子が、動画でご覧いただけます!---


インタビューの様子はコチラ


会場の様子はコチラ


小鹿の剥製を興味深そうに触る親子


薪割りの体験ブースもあった