2022.06.08

中部電力パワーグリッドが、地域と協働のライフライン伐採事業をスタート!

2022年6月7日(火)、
中部電力パワーグリッド(株)豊田営業所は、災害から電線などのライフラインを守る予防伐採を住民と協働で行いました。同営業所の社員12名が参加し、太田町(旭地区)内の市道沿い、約50mの範囲を実施。研修の一環としても行われ、20代の若手技術者3名が先輩からの指導を受け、配電線に掛かりそうな雑木やツルなどを除伐しました。

同地区で森づくりに取り組む「旭木の駅プロジェクト実行委員会」と間伐ボランティアの有志が、作業場所の選定などを地域に働きかけました。当日もメンバー4名が参加し、伐採木の枝払いや集材を協力して行いました。

豊田市内では、豪雨や台風などによる配電線への倒木被害が年間に約300箇所、停電が45回ほど発生。昨年12月に同社より、「近年頻発する自然災害による被害を未然に防ぎ、住民生活の安心安全を確保していく活動をしたい」と当センターに相談があり、地元とマッチングしました。

同営業所長の近藤琢也さんは、「倒木による停電が非常に多いエリアなので、地元と協力して取り組みを続けていきたい。現場で実践的に研修できることも本当にありがたいです」と、熱く思いを語ります。

今後は企業と地域の連携をより深め、被害のリスクが高い場所を優先的に実施していく予定です。この活動をきっかけに、森林へ目を向ける方が増え、地域の防災意識が高まっていくことを期待します。(坂部)