情報発信・PR研修に参加しました。

6/28(火)
NPO法人Mブリッジ理事長の米山哲司さんを講師に開催された「情報発信・PR研修」(主催:地域問題研究所)に参加して来ました。
おいでん・さんそんセンターの仕事は「つなげる」ことなので、「つなげる」為には「伝える」ことが大切なことだと思っています。
PRは広告や宣伝の一種のように思われていますが、“Public(社会)とのRelations(関係)づくり”という意味です。
つまり、「つながり」を創ることが上手い人が「広報上手」と言うことで、まさにセンターにぴったりの研修でした。
いくつかポイントをご紹介すると、私達消費者は一日に3,000もの広告メッセージを受け取っているそうですが、大半は記憶に残っていません。伝えるべき「本来の魅力」×伝える能力=伝わる魅力なので、どんなに良いモノでも伝える能力が無ければ、伝わりません。
まずは、伝えたい物事の本質を正しく捕らえるのが基本です。
例えば、鶴の恩返しという昔話は、鶴が人に化けて恩返しをするお話しですが、本質は「青年が(老夫婦が)+約束を破り+自らの幸せを逃がす」お話しです。
PRとは、「誰かに(相手)+何かを伝え(内容)+行動を促す(目的)」する事です。
まずは、相手がこうなって欲しいというイメージを先に持つ事が大事です。
人間は、興味のあるものしか見ていないので、共感ゾーンを大切に(独り言にならぬよう)。
アイドマの法則からアイサスの法則が使われるようになって来ました。
■ アイドマの法則
Attention(注意)
Interrest(関心)
Desire(欲求)
Memory(記憶)
Action(行動)
■ アイサスの法則
Attention(注意)
Interrest(関心)
Search(検索)
Action(行動)
Shere(情報の共有)
伝えたい人を階層に分けて考えてみて、その階層毎に段階をひとつ上がって貰うようにターゲット毎のPRを作る必要があります。
「1つの広報」で「すべての人」をから、「複数の広報」で「個々の人」を。
ワン・アプローチ&マルチ・ターゲットからマルチ・アプローチ&ワン・ターゲットへ
相手のつながりをステップ・アップさせていく…
他にも「ペルソナ」「ユニーク・セリング・プロポジション」「アリストテレスの説得の三原則」「表現のヒント」「切り口さがし」etc.etc.…PRを検討する上で幹となる考え方の様々なヒントが満載の研修でした。
今後の活動に活かしていきます。(西田)