足助
2020.01.21

中山間地域の農を考えるサミットinすげの里

1月21日(火)中山間地域の農を考えるサミットinすげの里

おいでん・さんそんセンター食と農の専門部会が主催した「中山間地域の農を考えるサミット」が、足助地区新盛町の「すげの里」で開催されました。自然栽培や有機農業に取り組む農家、集落営農や産直市場に取り組む団体、食の自給に取組む人など中山間地域の農にかかわる人々20名余が参集しました。
冒頭、主催者のリクエストに応えて、新規就農の支援策、施設・機械の導入補助、獣害対策の支援策などについて、市農政課から丁寧なレクチャーを受けました。個別農家が直接聞くことが少ない制度説明とあって、制度の運用に関する質問が相次ぎました。
販路の確保や流通についての情報交換では、スーパーやまのぶの仕入れ担当者から、環境意識や健康志向の高まりから、地元の新鮮な野菜などを求める消費者、地産地消の支持者が増えていることなど、勇気づけられるレポートもありました。また、特定顧客への戸別配達スタイルの有機農家が多く、農家ごとにホームページを管理するのは大変なので、共同のサイトを運営し、消費者が情報を得やすい環境を作れないかなどのアイデアも出されました。これはぜひ実現させたいと思います。
そして、参加者がそれぞれ持ち寄った、普段はレストランなどに供給されるこだわりのお米や食材で作った「野菜鍋」やサラダは、これ以上ない贅沢なお昼ごはんとなりました。すげの里ならではの趣向でした。(鈴木辰吉)